焼きたての焼き芋は、つい多めに焼いたり買ったりしてしまうものです。

食べきれなかった分を前に、「明日まで置いておいても大丈夫かな」「冷蔵庫なら何日もつのかな」と迷った経験のある方も多いのではないでしょうか。

焼き芋は、生のさつまいもとは違い、加熱して調理した食品です。そのため、保存の考え方は、ご飯やおかずの残りに近くなります。

本記事では、焼き芋の日持ちの目安を常温・冷蔵・冷凍の保存方法ごとに整理し、その根拠と、早く冷やして包む手順、スーパーや焼き芋店で買った焼き芋の扱いについて、わかりやすくご説明したいと思います。

扱うのは、焼いた後(買った後)の焼き芋です。切っていない生のさつまいもの保存については、よくある質問の中で別の記事をご案内します。

また、焼き芋で気をつけたい食中毒の菌や、その仕組みについては、焼き芋の食中毒と保存の注意点を解説した記事で詳しくご説明しています。

焼く前の生のさつまいもの保存方法は、さつまいもの保存方法を解説した記事でまとめています。

焼き芋の日持ちの目安|常温・冷蔵・冷凍の早見表

焼き芋の日持ちは、常温なら2時間まで、冷蔵なら3〜4日、冷凍なら2〜3週間が目安です。

まず、保存方法ごとの目安と根拠を、一つの表にまとめます。あわせて、この日数をどう受け取ればよいかと、資料によって数字が違う理由もご説明します。

保存のしかた 日持ちの目安 ポイント 根拠
常温 2時間まで(気温32℃超は1時間まで) 食べない分は小分けにして冷蔵庫へ WHO、米国農務省
冷蔵 3〜4日 焼いてから2時間以内に冷蔵庫へ入れ、温度の低い冷蔵室で保存したもの 米国農務省
冷凍(家庭の冷凍庫) 2〜3週間 おいしさを保つための目安 農林水産省
消費期限などの表示がある市販品 表示された期限と保存方法に従う 開けた後は早めに食べる 農林水産省
いつ焼いたか分からない/常温に長く置いた 食べない 温め直しても安全にはならない 当サイトの判断(厚生労働省の呼びかけをもとに)

常温の2時間は、世界保健機関(WHO)が「調理済み食品を室温に2時間以上放置しないようにしましょう」としている目安です(「食品をより安全にするための5つの鍵」日本語版)。

気温が高いときの1時間は、米国農務省食品安全検査局(USDA FSIS)が、気温が90°F(約32℃)を超えるときの目安として示しているものです。

冷蔵の3〜4日も、米国農務省が、調理した食品の残りについて示している日数です。同局は、冷蔵庫を40°F(約4℃)以下に保つことを前提としています。冷凍の2〜3週間は、農林水産省が、家庭で冷凍した食品について示している目安です。

日数は「安全が保証される期間」ではない

表の日数は、「ここまでなら食べられる」と保証する期間ではありません。「これ以上は置かない」という上限の目安です。

食中毒の原因になる菌は、増えても見た目やにおいをほとんど変えないことがあります。米国農務省は、病気を起こしうる有害な細菌は「見ることも、においを嗅ぐことも、味わうこともできない」と説明しています。

そのため、日持ちを判断するときは、見た目よりも「いつ焼いたか」「焼いた後、どこに、どれくらい置いたか」という保存の履歴を基準にしてください。

焼いてから冷蔵庫に入れるまでに長く常温に置いていた場合は、冷蔵庫に入れてからの日数が短くても、表の目安はあてはまりません。

資料によって日数が違う理由

焼き芋の日持ちは、紹介するサイトによって「常温で1日」「冷凍で1か月」など、数字がまちまちです。当サイトが表の数字を選んだ理由をご説明します。

まず、冷蔵の日数です。厚生労働省の「家庭でできる食中毒予防の6つのポイント」は、残った食品について「時間が経ち過ぎたら、思い切って捨てましょう」と呼びかけていますが、何日という日数は示していません。

当サイトが確認した範囲では、家庭で保存する日数の目安を示した国内の公的資料は見当たりませんでした。そこで、米国農務省の3〜4日を、安全側の目安として用いています。

なお、世界保健機関(WHO)の資料(日本語版)は、食べ残した物は冷蔵庫でも3日以上保存しないよう呼びかけています。資料によって1日の幅があるため、できるだけ早めに食べきり、迷ったときは短いほうを目安にしてください。

次に、冷凍の日数です。米国農務省は、調理した食品の残りを冷凍した場合、安全性は保たれるものの長く置くと水分や風味が失われるとして、3〜4か月という目安を示しています。

一方、農林水産省は、家庭の冷凍庫(冷凍室内は通常−18℃程度)では食品がゆっくり凍るため、組織の傷みや保存中の温度の変化によって品質の低下が早く進むとして、家庭で冷凍した食品は2〜3週間以内に使い切るよう案内しています。当サイトでは、家庭の冷凍庫の事情を踏まえた、国内の資料である農林水産省の目安を採用しています。

最後に、常温で「1日程度もつ」とする説明です。当サイトでは、その根拠となる公的な資料を確認できていません。WHOの2時間の目安と大きく異なるため、採用していません。

【常温】焼き芋を常温に置くのは2時間まで

焼き芋は、焼いた後に常温で置く時間が長いほど、食中毒の原因になる菌が増えやすくなります。

常温での保存は、「日持ち」というより「食べるまでの短い間だけ」と考えてください。ここでは、2時間という目安の意味と、アルミホイルの注意、持ち帰るときの扱いをご説明します。

2時間は「安全の線」ではなく「上限の目安」

WHOは、微生物の多くが5℃から60℃の間でとても早く増えるとして、この温度の範囲を「危険な温度帯」と呼んでいます。

焼き芋は、焼き上がってから冷めていく間に、この温度帯を通ります。常温に置いた時間は、そのまま菌が増えやすい時間になるということです。

2時間は、ここまでなら安全という線ではなく、これ以上は置かないという上限の目安です。食べない分は、焼き上がったら(買ったら)早めに冷蔵庫へ入れてください。

冬で部屋が寒くても、一晩置くのは避けてください。暖房の効いた部屋では温度が上がりますし、そもそも一晩は2時間の目安を大きく超えています。

また、セレウス菌という菌は、加熱した後に常温で置いた食品の中で増え、嘔吐毒(おうとどく)と呼ばれる熱に強い毒素を作ることがあります。食品安全委員会によると、この毒素は126℃で90分加熱しても失活しないとされ、温め直しても消えません。

「温め直せば大丈夫」とは考えず、常温に長く置いた焼き芋は食べないでください。菌ごとの特徴は、焼き芋の食中毒と保存の注意点を解説した記事で詳しくご説明しています。

アルミホイルに包んだまま置かない

アルミホイルに包んで焼いた場合は、焼き上がったらホイルを外してください。ホイルに包んだまま常温に置くのは避けましょう。

ホイルに包んだままの芋は、中が酸素の少ない状態になります。土の中などにいるボツリヌス菌は、芽胞(がほう:菌が厳しい環境を生き延びるための、殻に包まれたような形)の状態で加熱を生き残ることがあり、酸素の少ない状態で増えて毒素を作ります(食品安全委員会)。

米国では、レストランのディップの材料として、アルミホイルで包んで焼いたじゃがいもを、ホイルのまま室温で置いていたことが原因とみられるボツリヌス食中毒が報告されています(Angulo ほか、1998年)。ボツリヌス食中毒は、進行すると呼吸が困難になり、命に関わることもある食中毒です。

持ち帰るとき・一時的に置くときの注意

温かい焼き芋を持ち帰ったときや、食べるまで少し置いておきたいときは、次の点に気をつけてください。

  • 袋や容器に入れたままにせず、口を開けるか取り出して、熱と湿気を逃がす
  • 車の中など、温度が上がりやすい場所に置いたままにしない
  • 食べない分は、2時間を待たずに、小分けにして早めに冷蔵庫へ入れる
  • 食べかけのものも、常温に置いたままにしない

【冷蔵】冷蔵庫では3〜4日|早く冷やして包む手順

翌日以降に食べる焼き芋は、冷蔵庫で保存します。目安は3〜4日ですが、これは焼いてから2時間以内に冷蔵庫へ入れた場合の日数です。

ここでは、早く冷やして包む手順と、冷蔵庫の温度、冷蔵した焼き芋の食べ方をご説明します。

冷蔵保存の手順

焼き芋を冷蔵するときは、「早く冷やす」ことがいちばんのポイントです。大きな焼き芋は、中心まで冷めるのに時間がかかるため、次の手順で進めます。

  1. 小分けにする:食べない分は、1本ずつに分けたり、食べやすい大きさに切り分けたりします。厚生労働省も、残った食品は早く冷えるように、浅い容器に小分けして保存するよう呼びかけています。
  2. 包む:湯気が落ち着いたら、1本ずつ(切ったものは小分けにして)ラップで包みます。乾燥やにおい移りを防げます。表面ににじみ出た蜜のべたつきが気になる場合は、清潔なキッチンペーパーで軽く押さえてから包みます。
  3. 冷蔵庫へ入れる:粗熱が取れるのを長く待たず、焼いてから2時間以内に冷蔵庫へ入れます。

食べかけの焼き芋も同じように保存できますが、ほかの分より先に食べきるようにしましょう。厚生労働省は、残った食品はきれいな器具や皿を使って保存するよう呼びかけています。

冷蔵庫の温度

厚生労働省は、冷蔵庫を10℃以下に保つことを目安としています。これは「これより上げない」という上限の目安です。本記事の3〜4日は、米国農務省が冷蔵庫を40°F(約4℃)以下に保つことを前提に示している日数なので、冷蔵庫の温度はできるだけ低めに保ちましょう。

なお、細菌の多くは10℃では増え方がゆっくりになるものの、死ぬわけではありません(厚生労働省)。冷蔵庫に入れた焼き芋も、早めに食べきるようにしてください。

また、焼き芋で気をつけたいセレウス菌について、食品安全委員会は8℃以下での保存を挙げています。野菜室は機種によって温度が異なるため、焼き芋は温度の低い冷蔵室に入れると安心です。

冷蔵した焼き芋の食べ方と温め直し

冷蔵した焼き芋は、冷たいまま食べることも、温め直して食べることもできます。冷やしてそのまま食べる食べ方は、「冷やし焼き芋」とも呼ばれています。作り方や、温かい焼き芋との違いは、冷やし焼き芋の作り方と日持ちを解説した記事でまとめています。

温め直すときは、中心までしっかり温めてください。厚生労働省は、残った食品を温め直すときの目安を75℃以上としています。電子レンジなら手早く、オーブントースターなら表面を香ばしく仕上げやすくなります。

温め直すのは、食べる分だけにしましょう。WHOの同じ資料は、食べ残した物は1度加熱したら、再度保管しないよう呼びかけています。

ただし、温め直しは、傷んだ焼き芋を安全にする方法ではありません。常温に長く置いたものや、日数の目安を過ぎたものは、温め直さずに処分してください。

器具ごとの温め直し方と時間の目安は、焼き芋の温め直し方を器具別に解説した記事でまとめています。

【冷凍】冷凍は2〜3週間を目安に|手順と解凍のしかた

3〜4日のうちに食べきれない焼き芋は、冷凍しておくと長く保存できます。家庭の冷凍庫で冷凍した場合の目安は、2〜3週間です。

ここでは、冷凍と解凍の要点をまとめます。詳しいやり方は、冷凍について解説した各記事をご案内します。

冷凍の手順の要点

焼き芋を冷ましてから(冷ます間も、常温に2時間以上置かないようにします)冷凍します。農林水産省の案内をもとにすると、要点は次の3つです。

  • 小分けにして薄くする:1食分ずつに切り分けたり、つぶして平らにしたりすると、早く凍ります
  • 空気を遮断して包む:ラップや保存袋を使い、できるだけ空気に触れないように包みます
  • 速く凍らせる:金属製のトレイなど熱を伝えやすいものにのせ、冷凍室をいちばん冷える設定にして凍らせます

保存袋に冷凍した日付を書いておくと、2〜3週間の目安を守りやすくなります。

なお、厚生労働省によると、細菌の多くは−15℃以下では増えなくなりますが、死ぬわけではありません。冷凍しても、それまでに増えた菌や、できてしまった毒素がなくなるわけではありません。常温に長く置いていた焼き芋は、冷凍せずに処分してください。

解凍は冷蔵庫か電子レンジで

凍った焼き芋は、冷蔵庫に移してゆっくり解凍するか、電子レンジで解凍・加熱します。WHOは、冷凍された食品を室温で解凍しないよう呼びかけています。

半解凍の冷たい状態で食べる場合も、食べる分だけを取り出し、室温に長く置いたままにしないでください。

冷凍について詳しく解説した記事

冷凍のやり方や、冷凍したときの味の変化は、次の記事で詳しくご説明しています。

スーパーや焼き芋店で買った焼き芋の日持ち

買ってきた焼き芋も、保存の考え方は自宅で焼いたものと同じです。ただし、いつ焼かれたものかが分かりにくいことがあるため、売られ方によって判断の仕方が変わります。

ここでは、表示がある場合、保温器で温かいまま売られていた場合、常温で並べられていた場合、真空パックなどの商品の場合に分けてご説明します。

表示があれば、期限と保存方法に従う

パックなどに消費期限や賞味期限が表示されている場合は、表示された期限と保存方法に従ってください。

農林水産省によると、消費期限は、袋や容器を開けないまま書かれた保存方法を守って保存した場合に「安全に食べられる期限」、賞味期限は同じ条件で「おいしく食べられる期限」のことです。

どちらも開けていない状態での期限なので、一度開けたものは、期限にかかわらず早めに食べましょう。お店で「本日中にお召し上がりください」などと案内された場合も、その案内を優先してください。

保温器で温かいまま売られていた焼き芋

保温器(石焼き芋の釜や保温ケースなど)で温かいまま売られていた焼き芋は、保温器から出して(買って)から2時間までを目安にします。気温が32℃を超えるときは1時間までです。

米国農務省も、保温する機器から出してから2時間以内に冷蔵庫に入れるよう示しています。すぐに食べない分は、袋から出して熱と湿気を逃がし、冷蔵保存の手順で冷蔵庫へ入れてください。

常温で並べられていた焼き芋

冷めた状態で常温の棚に並べられていた焼き芋は、店頭に並ぶ前から時間がたっていることがあります。そのため、買ったときから2時間を数え始めることはできません。

表示やお店の案内で、いつ焼いたものかを確認してください。確認できない場合は、早見表のとおり、食べないことをおすすめします。

真空パックや冷凍の焼き芋

真空パックや冷凍の焼き芋の商品は、表示された保存方法(冷蔵・冷凍)と期限に従ってください。

真空パックは、空気を減らして包装しているため、長持ちする商品もあります。ただし、酸素の少ない状態は、ボツリヌス菌が増えやすい条件でもあります。

厚生労働省は、真空パック詰めの食品について、「要冷蔵」「10℃以下で保存」などの表示がある食品は冷蔵保存するよう呼びかけています。「要冷蔵」と表示された商品を、常温に置いたままにしないでください。

食べずに処分したほうがよい焼き芋

保存した焼き芋を食べる前には、傷んでいるサインがないかを確かめます。ただし、サインがないことは、安全の証明にはなりません。

ここでは、食べないほうがよいサインと、サインがなくても処分したほうがよい場合、そして味見で確かめてはいけない理由をまとめます。

食べないほうがよいサイン

次のようなサインがある焼き芋は、食べないでください。

  • カビが生えている(白・緑・黒など、色を問わない)
  • 酸っぱいにおいや、いつもと違うにおいがする
  • 表面がぬるぬるする、糸を引く

カビは、生えた部分を取り除いても食べないでください。農林水産省は、カビの部分を取り除いても、見えないカビが内部や表面に残っている可能性があるとして、食べずに捨てるよう呼びかけています。

サインがなくても安全とはかぎらない

上のサインは「食べないほうがよい」目安であって、サインがないからといって安全とはかぎりません。

  • 食中毒の原因になる菌は、増えても見た目やにおいをほとんど変えないことがある(米国農務省)
  • セレウス菌の嘔吐毒のように、温め直しても消えない毒素がある
  • だからこそ、判断は見た目より、焼いてからの時間と置き方(保存の履歴)で行う

次のような焼き芋は、サインがなくても、食べずに処分することをおすすめします。

  • 常温に2時間以上置いた(気温32℃超なら1時間以上)
  • アルミホイルに包んだまま、常温に置いた
  • いつ焼いたか分からない
  • 冷蔵庫に入れてから、3〜4日の目安を過ぎた

味見で確かめない

「少し食べてみて、変な味がしなければ大丈夫」と、味見で確かめるのはやめましょう。厚生労働省は、「ちょっとでも怪しいと思ったら、食べずに捨てましょう。口に入れるのは、やめましょう」と呼びかけています。

食べている途中で、強い苦みやえぐみ、いつもと違う味に気づいたときは、飲み込まずに食べるのをやめてください。

さつまいもは、傷や病気、害虫の食害などをきっかけに、イポメアマロンという苦みのある成分を作ることがあります。苦みのある部分を切り取っても、加熱しても、安全になるとは保証できません。詳しくは、焼き芋の食中毒と保存の注意点を解説した記事をご覧ください。

よくある質問

焼き芋の日持ちについて、迷いやすい点をQ&Aの形でまとめます。いずれも、ここまでの早見表と同じ考え方でお答えしています。

Q1. 焼き芋は次の日も食べられますか?

焼いてから2時間以内に冷蔵庫へ入れたものであれば、目安の3〜4日の範囲内です。冷たいまま食べるか、中心までしっかり温め直して、早めに食べきってください。

一方、常温で一晩置いたものは、2時間の目安を大きく超えているため、食べずに処分することをおすすめします。

Q2. 冬の寒い部屋なら、常温で置いておいても大丈夫ですか?

おすすめしません。WHOの「室温に2時間以上放置しない」という目安に、季節による例外は示されていません。

冬でも、暖房の効いた部屋は温度が上がり、室温は一定ではありません。食べない分は、冷蔵庫に入れてください。

Q3. 冷蔵庫で1週間たった焼き芋は食べられますか?

目安の3〜4日を過ぎているため、食べずに処分することをおすすめします。見た目やにおいに変化がなくても、安全とはかぎりません。

Q4. 冷凍して1か月たった焼き芋は食べられますか?

冷凍の2〜3週間は、主においしさを保つための目安です。厚生労働省によると、細菌の多くは−15℃以下では増えなくなりますが、死ぬわけではありません。

1か月たった焼き芋は、乾燥や冷凍焼け(冷凍中に表面が乾いて変質すること)で、風味や食感が落ちている可能性があります。

冷凍する前に常温に長く置いていた場合や、解凍した後に常温に置いていた場合、においや見た目に異常がある場合は、食べないでください。

Q5. 生のさつまいもは、どのくらい日持ちしますか?

切っていない生のさつまいもは、加熱した焼き芋とは保存の考え方が違います。

生のさつまいもは低温に弱いため、冷蔵庫ではなく、涼しい場所で常温保存するのが基本です。日本いも類研究会は、さつまいもの貯蔵に適した条件を、温度13〜15℃・湿度80〜90%と説明しています。詳しくは、さつまいもの保存場所と冷蔵庫の注意を解説した記事をご覧ください。

まとめ

焼き芋の日持ちと保存方法について、要点を振り返ります。

  • 焼き芋の日持ちの目安は、常温2時間まで(気温32℃超は1時間まで)、冷蔵3〜4日、冷凍2〜3週間
  • 日数は安全の保証ではなく、上限の目安。判断は見た目より、保存の履歴で行う
  • 焼いたらアルミホイルを外し、食べない分は小分けにして、焼いてから2時間以内に冷蔵庫へ
  • 冷蔵庫はできるだけ低い温度に(厚生労働省の目安は10℃以下)。温め直しは中心まで行うが、傷んだものを安全にする方法ではない
  • 冷凍は空気を遮断して速く凍らせ、解凍は冷蔵庫か電子レンジで
  • 買った焼き芋は表示に従い、保温器から出してからの時間で判断する。いつ焼いたか分からないものは食べない
  • カビ・異臭・ぬめりがあれば食べない。味見で確かめない

おいしく食べきれる量を用意し、残った分は早めに冷やしておく。それが、焼き芋を安心して楽しむための基本です。

焼き芋で気をつけたい食中毒の菌や、傷んだ焼き芋の見分け方については、焼き芋の食中毒と保存の注意点を解説した記事もあわせてご覧ください。

焼く前の生のさつまいもの保存方法は、さつまいもの保存方法を解説した記事でまとめています。

参考資料

本記事の作成にあたって参照した主な資料です。日数や温度の目安は、各資料の原文もあわせてご確認ください。