「高系14号」の特徴とは

高系14号ってどんなさつまいも?

高系14号ってどんなさつまいも?

高系14号(こうけいじゅうよんごう)は、日本で古くから親しまれてきたさつまいもの品種の一つです。

第二次世界大戦直後の1945年(昭和20年)に高知県の農事試験場で育成・命名された品種で、その名は「高知系統14号」に由来します。

高系14号はアメリカ品種「ナンシーホール」とタイ原産の「シャム」という品種を交配して生み出されました。

なお、交配種子は1935年に沖縄で得られ、その後に高知県農事試験場で選抜・育成され、1945年に「高系14号」と命名登録されたとされています。

開発当初は早掘り(収穫時期の早い)用品種として育成され、戦後間もなく全国に広まりました。

デビューから80年近く経つ現在でも、日本各地で栽培が続けられており、農林水産省資料(令和3年産)では、高系14号の作付面積は2,939ha(全体の9.2%)です。(※同資料では「ベニサツマ、土佐紅、紅高系、なると金時、宮崎紅」を高系14号に含めた集計となっています。)

これはさつまいも全品種の約9.2%に相当し、いまだ上位の生産規模を誇る伝統品種です。

ブランド芋のルーツ

高系14号は「高系14号」という番号名で呼ばれるため一見地味に思えますが、実は現在市場で見かける有名なブランド芋のルーツにもなっています。

例えば徳島県特産の「鳴門金時」や石川県の「五郎島金時」をはじめ、鹿児島県の「紅さつま」や宮崎県の「宮崎紅」など、多くの地域ブランド品種の元祖がこの高系14号なのです。

つまり、高系14号は全国各地の気候や土壌に適応しやすく、各地域でその土地に合った系統が選抜・固定されてブランド芋として定着してきたという背景があります。

この記事では、この高系14号の特徴を詳しく解説するとともに、他の人気品種(紅あずま・紅はるか・鳴門金時など)との違いや系統的なつながりを比較表や系統図を交えて分かりやすく紹介します。

焼き芋好きの方や、さつまいもの品種に興味のある方はぜひ参考にしてください。

高系14号の外観と味の特徴

まずは高系14号の特徴をご紹介したいと思います。

見た目(外観)

高系14号の見た目(外観)

高系14号の最大の特徴の一つは、その見た目です。

皮の色は鮮やかな赤紫色(赤紅色)でツヤがあり、とても美しいのが特徴です。

収穫したばかりの生芋は赤褐色がかった濃い紅色ですが、適切に熟成・貯蔵すると鮮やかな紅色になります。

芋の形状は細長い紡錘形(そぼく形)で、比較的サイズや形が揃いやすい傾向があります。

中の果肉は淡い黄色で、加熱するとほのかに黄金色に変化します。断面の淡黄色と皮の紅色とのコントラストが美しく、調理した際にも見栄えが良い品種です。

味わいと甘さ

高系14号の味わいは上品で自然な甘さが魅力です。

近年登場した安納芋や紅はるか、シルクスイートなどの“ねっとり系”新品種ほど糖度は高くありませんが、甘さが強すぎないため食べ飽きしにくく、ほのかな優しい甘みを楽しめます。

砂糖のような強烈な甘さではなく、さつまいも本来の素朴な甘さが程よく感じられるので、「蜜たっぷりの激甘焼き芋はちょっと苦手…」という方にも高系14号は好まれます。

食感

高系14号の食感

高系14号はホクホクした粉質系の食感を持ちながら、わずかにしっとり感も併せ持つバランスの良い肉質です。

加熱すると水分が適度に抜けてほろっと崩れるような口当たりになりますが、完全にパサパサというわけではなく、ほのかなしっとり感が甘みと相まって感じられます。

この「ホクホク+しっとり」の程よい食感こそ、高系14号が長年愛されてきた理由の一つです。

「昔ながらの焼き芋」の典型とされるホクホク感に、ほのかなねっとり感が加わることで、素朴ながら奥深い味わいを楽しむことができます。

調理適性

高系14号は加熱すると香ばしさが引き立ち、甘みとの調和が良いため焼き芋にすると格別に美味しい品種です。

焼いた際にホクホク感が一層増し、食べごたえのある仕上がりになります。

また、水分が程よく抜けるため甘さが濃縮され、皮まで香ばしく楽しめます。

さらに、高系14号は加熱調理しても身崩れしにくいという利点があります。

そのため、焼き芋以外にもさまざまな料理に活用できます。

例えば、角切りにして炊き込みご飯(さつまいもご飯)にしても形が残りやすく、ホクホク感と甘みがご飯に染みて美味しく仕上がります。

また、大学芋や天ぷら、煮物にしても適度な歯ごたえが残り、調理後もべちゃっと崩れません。

ほどよい甘さと食感を活かして、スイートポテトや芋ようかんなどお菓子作りの素材にも向いています。

貯蔵性と入手状況

高系14号は貯蔵性が高いことでも知られています。

収穫後に適切に保管すれば長期間品質を保ちやすく、熟成させて甘みを引き出すこともできます。

また育てやすく収量が安定しているため、農家の間で長年愛されてきました。

暖地を中心に全国各地で今も栽培が盛んで、特に九州や四国など温暖な地域で作付けが多いです。

最近では新品種の登場で作付けシェアは減少傾向にありますが、それでもなお各地の直売所やスーパーで「高系14号系」のさつまいもを見かけることができます。

ただし、市場では品種名「高系14号」と表示されずに地域ブランド名で流通している場合も多い点に注意が必要です。

高系14号の系統図と派生品種(○○金時・○○紅など)

高系14号の系統図と派生品種

高系14号は、その高い適応力ゆえに各地でさまざまな派生系統(クローン選抜)が生まれ、独自の名前でブランド化されています。

高系14号そのもの、または高系14号から選抜・改良された系統には以下のような有名ブランドがあります。

ブランド名(系統名)主な産地・地域備考
鳴門金時(なると金時)徳島県(主に鳴門市)高系14号の選抜系統。砂地で栽培され、皮は赤紫色、中は薄黄色。甘味が強くホクホクした食感で、貯蔵性も良好。徳島県内の特定地域産のみ「鳴門金時」を名乗れる地域ブランド。
五郎島金時(ごろうじま金時)石川県(金沢市五郎島地区)高系14号の選抜系統。皮は赤紫、中は薄黄色で甘味が強いホクホク食感。加賀野菜の伝統品種として扱われ、指定生産者のみ使用可の登録商標。
坂出金時(さかいで金時)香川県(坂出市)高系14号から選抜。皮色が特に濃い個体を約10年かけて選抜し、1977年に命名。金時系ブランド発祥の一つ。
土佐紅・よさこい金時高知県高系14号の系統。高知県で改良され、地元で「土佐紅」「よさこい金時」等の名で流通。高系14号発祥地でもある高知県のブランド。
紅さつま・知覧紅鹿児島県高系14号の系統。鹿児島県で広く栽培。紅さつまは鹿児島の主要食用品種で、西日本での高系14号系統の代表例。知覧紅(ちらんべに)は南九州市知覧地区産のブランド芋。
宮崎紅宮崎県高系14号の系統。宮崎県で栽培されるブランド芋で、高系14号由来の系統として「宮崎紅」の名称で流通することがある(統計資料では高系14号に含めて扱われている)。
大栄愛娘(だいえいまなむすめ)千葉県(成田市大栄地区)高系14号の変異から選抜され2002年に命名された品種。関東で生まれた珍しい高系14号系統で、ホクホク系だが糖度も高め。名前は開発者が亡き娘にちなみ命名。
その他多数全国各地上記以外にも、富津金時(福井)、紅高系(静岡)、川越いも(埼玉:紅赤系だが一部高系14号も)、佐原金時・さららっこ(千葉)、あけの金時(山梨)など、高系14号由来のブランド芋は全国各地に存在します。それぞれ栽培地の風土に合わせた特徴があります。

上記のように、「○○金時」や「○○紅」と名の付くさつまいもの中には高系14号そのもの、または高系14号から選抜された系統が数多くあります。

特に「金時」と呼ばれる品種群は、高系14号をルーツとするものが多いため、一括して「金時系」と分類されることもあります。

例えば、関西以西で広く流通する鳴門金時・五郎島金時・坂出金時はすべて高系14号の血統を引いており、産地と選抜者が異なるだけで基本的な特性は高系14号とほぼ同じです。

ただし、各ブランド芋は選抜された土地の風土に適応して微妙に品質が向上したり、特色が出ています。

例えば鳴門金時は砂地栽培により形が良く均一で、甘味が強い傾向があります。

五郎島金時は加賀の砂丘地で育ち、ホクホク感と甘さのバランスが良いと評されます。

このように高系14号は各地で「ご当地ブランド芋」として愛されているのです。

品種とブランド名の違い

なお、市場で高系14号系統のさつまいもが販売される際、品種名ではなくブランド名で表示されることが多い点は押さえておきましょう。

例えば関東のスーパーで「鳴門金時」が売られていても、それは品種的には高系14号系統です。

「紅さつま」は高系14号由来の派生系統として知られ、資料によっては「ベニサツマ」として高系14号に含めて集計されます。

店頭では産地・出荷団体の表示方針により「紅さつま」などの名称で流通することがあります。

高系14号という名称で店頭に並ぶことは少ないですが、実質的には各地のブランド芋として私たちの食卓に届いているのです。

高系14号は戦後間もなく誕生した古典的品種でありながら、各地で改良され品種系統の中心的存在となってきました。

1970年代には高系14号およびその派生系統の作付け面積が全国の25%以上を占めて第1位となり、その後1990年代初頭まで日本一栽培される品種として君臨した歴史があります。

平成以降は新品種に押されましたが、それでも令和に入った現在でも主要産地の徳島県・鹿児島県・宮崎県などでは奨励品種に指定されるなど根強い人気があります。

高系14号と他品種の比較

近年はさつまいもの新品種が次々と登場し、高系14号を含む従来品種との味や食感の違いがよく話題になります。

ここでは、高系14号と代表的な他品種(紅あずま・紅はるか・鳴門金時)を比較し、それぞれの特徴の違いを見てみましょう。

品種ごとの特徴比較表

以下の表に、高系14号と主要品種の特徴をまとめました。

品種名・ブランド名開発年・出自外観(皮色・肉色)食感甘さの特徴主な産地・用途
高系14号
(こうけい14ごう)
1945年登録
(高知県農事試験場)
皮:鮮やかな赤紫~赤褐色
肉:淡黄色
ホクホク系+ややしっとり上品で控えめな自然な甘さ
(糖度は近年品種より低め)
西日本中心に全国で栽培。
焼き芋用や菓子用ペーストまで幅広く利用
紅あずま
(べにあずま)
1985年登録
(農業研究センター)
皮:赤紫色(紅色)
肉:淡黄色
ホクホク系しっかりした適度な甘さ
(高系14号よりやや甘め)
東日本で主力。
焼き芋やふかし芋用に人気
※旧来品種「紅赤」に代わり普及
紅はるか
(べにはるか)
2010年登録
(農研機構 九州沖縄農業研究センター)
皮:赤紫色
肉:淡黄色~薄オレンジ色
ねっとり系(貯蔵で蜜が出る)非常に強い甘さ
(糖度が高く蜜芋タイプ)
全国に急拡大。
焼き芋用の新定番でスイーツ材料にも◎
鳴門金時
(なると金時)
1980年代普及
(徳島県鳴門市 ※高系14号系統)
皮:赤紫色
肉:薄黄色
ホクホク系(粉質)甘味が強く濃厚な味わい徳島県特産ブランド。
焼き芋の代表格で、天ぷら等にも利用可

「東の紅あずま」と「西の高系14号」

「東の紅あずま」と「西の高系14号」

まず、高系14号とよく比較されるのが紅あずまです。

紅あずまは昭和60年(1985年)に品種登録された茨城県生まれの品種で、関東85号とコガネセンガン(黄金千貫)という品種を交配して育成されました。

茨城県や千葉県を中心に「東の紅あずま」と呼ばれるほど東日本で広く普及し、一時は東日本の作付面積の主力を占めました。

対する高系14号は「西の高系14号」と称され、西日本で多く作付けされてきた歴史があります。

東西で主力品種が分かれていたことから、紅あずまと高系14号はよく対比される存在です。

両者の味と食感の違いを簡単にまとめると、以下のようになります。

紅あずまはホクホクした粉質の食感しっかりとした甘みが特徴です。

焼き芋にするとほくほくホロリと崩れる舌触りで、上品かつ十分な甘さが感じられます。

ただし、近年の安納芋や紅はるかのように糖度が極めて高いわけではなく、「甘すぎず程よい甘み」と表現されます。

一方、高系14号はホクホク感にわずかなしっとり感が加わった食感で、甘さは紅あずまよりもあっさりめ(控えめ)です。

同じホクホク系でも、高系14号の方がやや淡白で優しい甘みと言えるでしょう。

実際に食べ比べると、紅あずまの方が甘みが濃く感じられ、高系14号は後味がすっきりしています。

とはいえ、両品種とも焼き芋にすると非常に美味しいですし、伝統的なホクホク焼き芋を代表する2大品種であることに変わりはありません。

紅あずまは関東を中心に、家庭用から焼き芋専門店まで幅広く利用されており、ピーク時(1990年代半ば)には全国シェア32%相当の13,887haまで拡大しました。

その後は紅はるか等の登場で減少しましたが、2021年でも約3,154ヘクタール作付けがあり全国3位の栽培面積を維持しています。

高系14号も最盛期(1970年代)には派生系統含め2万5千ヘクタール以上が作付けされましたが、近年は約2,870ヘクタール(全国4位)まで減少しています。

それでも徳島県や鹿児島県などでは依然トップクラスの作付け量を誇り、紅あずま共々、日本人に長く愛されている定番品種と言えるでしょう。

(※紅あずまに関しましては『「紅あずま」の特徴と魅力|ホクホク食感が自慢の定番さつまいも』のページで詳しくご説明していますので、ご参照ください。)

「高系14号」と「紅はるか」|昔ながらの芋と新世代の芋

「高系14号」と「紅はるか」

2010年代以降の焼き芋ブームで一躍有名になった品種が紅はるかです。

紅はるかは、農研機構(当時の九州沖縄農業研究センター)で、「九州121号」×「春こがね」の交配組合せから選抜・育成され、2010年に品種登録された品種です。

紅はるか最大の特徴は、その強い甘さとねっとり食感にあります。

貯蔵することで芋のデンプンが糖に変わり、焼いた際に蜜(糖液)がにじみ出るほど高糖度になることから、「蜜芋(みついも)」の代表格として人気を博しています。

実際、紅はるかの焼き芋はスイーツのように甘くしっとりとしており、「まるで焼き芋の概念が変わるほどの甘さ」と評されることもあります。

高系14号と紅はるかを比べると、まさに対照的な特徴を持つ品種と言えます。

高系14号がホクホク感主体で甘さ控えめなのに対し、紅はるかはしっとり滑らかな食感で強烈な甘みを持ちます。

焼き芋にしたときの味わいも、高系14号が「昔懐かしい素朴な甘さ」なら、紅はるかは「濃厚な蜜の甘さ」と表現できるでしょう。

近年は紅はるかの人気が非常に高く、生産量も急増しています。

令和3年(2021年)にはべにはるかの作付け面積は6,699ヘクタールに達し、焼酎原料用の黄金千貫と並んで全国トップクラスとなりました。

一方、高系14号は上述の通り2,939ヘクタール程度ですので、生産量では紅はるかに大きく水をあけられています。

しかし、紅はるかのようなねっとり高糖度系ばかりが好まれるわけではありません。

昨今の焼き芋ブームでこそ蜜芋タイプが注目されていますが、依然としてホクホク系の素朴な甘さを好むファンも多く、高系14号や紅あずま、あるいは鳴門金時などのファン層は根強いものがあります。

「しっかり焼いたホクホクの焼き芋にバターを乗せて食べる」のが好きな方や、「あまり甘すぎない芋の方が芋らしくて好き」という方には、高系14号のような従来型品種が今でも支持されているのです。

(※紅はるかに関しましては『紅はるか(べにはるか)の特徴|焼き芋好きに人気の秘密と他品種との違い』のページで詳しくご説明していますので、ご参照ください。)

「高系14号」と「鳴門金時」|同じルーツで何が違う?

「高系14号」と「鳴門金時」

最後に、鳴門金時と高系14号の比較について触れます。

鳴門金時は前述の通り、高系14号から選抜された徳島県のブランド芋であり、品種ルーツは同じです。

そのため基本的な特徴(皮・果肉の色、ホクホクした食感、甘味の質など)は高系14号とほぼ共通しています。

では鳴門金時と高系14号は何が違うのか?

端的に言えば、産地とブランドによる品質管理の違いです。

鳴門金時は徳島県鳴門市の砂地畑で栽培されることで有名で、その砂地栽培が生み出すメリットがあります。

砂地は水はけが良く適度に水分ストレスがかかるため、甘みが凝縮し形の整った芋が育ちやすいと言われます。

その結果、鳴門金時は形が良く揃いがきれいで、見た目の美しさでも評価が高いです。

また、徳島県ではJA等の指導により収穫後の熟成や品質管理が徹底されており、一定以上の甘さ・食味を持つものだけが「鳴門金時」というブランドで出荷されます。

実際、「鳴門金時」は商標登録されており、徳島県内の特定地域で一定の基準で生産されたもののみ名乗ることが許されています。(※「なると金時」は地域団体商標(商標登録第5043110号)で、指定地域(徳島県鳴門市・徳島市・板野郡)産の金時さつまいもに用いられます。)

つまり、高系14号という品種の中でも選りすぐりの品質のものが「鳴門金時」として市場に出回っているのです。

一方、高系14号と表示されるもの(あるいは他地域の派生ブランド)は、産地や栽培条件が多様な分、糖度や形状にばらつきが出る可能性があります。

しかしその分、各地で収穫時期が異なるため旬が長く、一年を通してどこかしらの地域の高系14号系さつまいもが楽しめるという利点もあります。

鳴門金時は秋から冬にかけてが出荷最盛期ですが、高系14号系全体で見れば初夏に出回るもの(宮崎紅など初掘り品)や、晩秋~冬に貯蔵甘味を増したもの(鳴門金時や五郎島金時)など季節ごとの楽しみがあります。

まとめると、鳴門金時と高系14号は品種的な違いはほぼ無いものの、「鳴門金時」というブランド名が付くものは徳島県産の高品質な高系14号であるという点が異なります。

実際に食べ比べても、同じ高系14号でも産地によって甘さや風味に微妙な違いが感じられることがあります。

これは土壌や気候、収穫後の熟成方法などが異なるためで、さつまいもの奥深さとも言えるでしょう。

「鳴門金時」「五郎島金時」「紅さつま」…ぜひ産地別の高系14号を食べ比べて、自分好みの味を探してみるのも面白いかもしれません。

(※なると金時に関しましては『「なると金時(鳴門金時)」の特徴とは?発祥から人気品種との違いまで徹底解説』のページで詳しくご説明していますので、ご参照ください。)

まとめ

まとめ

高系14号は、その素朴で上品な甘さホクホクした昔ながらの食感で、多くの人に愛され続けてきました。

最近のトレンドである蜜芋(紅はるかや安納芋など)の濃厚な甘さとは一味違い、控えめながらもしみじみとした甘さが口に広がります。

焼き芋にしたときの香ばしさとホクホク感は格別で、「これぞ焼き芋!」という満足感を味わいたい方にはぴったりの品種です。

一方で、水分が多すぎず調理しやすいので、スイーツや料理の素材としても重宝します。

例えば天ぷらにすればホクホク&ほっこりと甘く、大学芋にしても形が崩れずほくっと仕上がります。

家庭菜園でも育てやすく収量が安定しているため、自宅でさつまいも栽培に挑戦したい人にも適した品種と言えるでしょう。

また、高系14号は全国各地でさまざまなブランド芋として楽しまれている点も魅力です。

旅先でその土地ならではの「○○金時」や「○○紅」を見かけたら、それは高系14号かもしれません。

ぜひ手に取って、産地ごとの風味の違いを味わってみてください。

高系14号は派手さこそないものの、さつまいも本来のおいしさを優しく教えてくれるような懐の深い品種です。

焼き芋が好きな方、昔ながらのほくほく甘いさつまいもが好きな方は、ぜひ高系14号(各種金時系さつまいも)にも注目してみてください。

きっと素朴なおいしさにホッとし、さつまいも選びの幅がさらに広がると思います。

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